36歳都内在住、既婚女の日記

夫婦で自営業の妻。飲食店。乳児の母。育児の不安に加え、なにかと不安な36歳。

補中益気湯

私はガイジエニストである。中耳炎は子供の頃に1、2回しかなったことがないのだが、外耳炎は25歳くらいから頻繁に繰り返すようになった。キッカケは
愛猫、カツレツである。


当時子猫だったカツレツは、ヤンチャ盛りであった。一人暮らしの頃である。台所では、冷蔵庫の上にオーブンレンジを乗せていた。カツレツはそのオーブンレンジの上で遊んでいた。
私は冷蔵庫に何かをしまったりしていた時のこと、カツレツは足を滑らせ落っこちた。「フギャー」とかなり慌てた声を上げながら、バタバタ必死でもがきながら落っこちてくるカツレツがスローモーションのように見えた。私の耳に咄嗟にしがみ付こうと爪を立てた。


バリバリと本気でしがみ付こうとした猫の爪。ご想像の通り、私の耳周りは激しい出血をし、当時交際中であった夫はその様子をみて、あまりの大量出血にビビってしまっていた。翌朝病院に行って処置して頂き、抗生剤などを飲んだ。その日をキッカケに、疲れたりすると耳周りの皮膚の炎症をこじらせることが増えた。更には、自業自得なのだが、私はインナーコンクという耳の穴に近い軟骨にピアスホールがあり、そのホール付近も痒くなるようになってしまった。そして痒いついでに耳かきに精を出してしまうとあっという間に炎症が勃発する。


酷いときは、耳漏により閉塞感がすごいことになり聴こえなくなる。自力じゃどうにもならなくなり、吸引されたこともある。尚、この耳の吸引は目が飛び出る程痛いといわれている。神奈川時代はしょっちゅう悩まされていたが、小田急相模原の某耳鼻科の先生は先述の吸引処置が全く痛くなく、言うのも憚れるがむしろイくかと思うほど気持ちよかった。よく助けられたものだ。近辺にお住まいで耳の悩みがある方は、ぜひあの耳鼻科に行ってほしい。


1年程前、久しぶりに外耳炎が酷く、今住んでいる近所の耳鼻科にかかった。
このときもどんどん酷くなり痒くて仕方ないので診て頂いたところ、案の定外耳道湿疹で皮膚炎的な症状が重いとのこと。お決まりのステロイド各種と抗生剤を処方されつつ、先生は仰った。
「免疫落ちてるからこういう症状出ると思うの。嫌じゃなければ漢方も併せて飲んでみませんか。」ここは漢方医の方もいらっしゃるそうで、対処薬と両方のアプローチをする耳鼻科である。


そこで処方されたのが掲題の通り、補中益気湯である。ちなみに常連様である薬剤師の方に「今日耳鼻科行ってきたよ、補中益気湯出されたよ」と言うと「それ末期ガンの人がよく飲むやつですよ」と言われた。
先生も説明して下さった通り、根本的な滋養強壮に働きかける漢方だそうで、食欲のない人や疲れやすい人、自律神経が乱れている人に良いのだという。


私もネットで調べまくってみた。
すると鬱病に効果が高いらしい。そして、近年においてはアトピーを主とした皮膚炎に対しての効用に注目が集まっているとの事であった。
何と、服用している薬の効果がなかなかない患者において補中益気湯を併用させると、88%以上の効果上昇が認められるという。要は、「このステロイドや抗生剤もう効かないわ」が「効くわ」に変わるという事だ(素人がネットで拾った話なので適当に聞き流して頂きたい)
子供の頃に大量の抗生物質を浴びた私にとって、そんな事が現実ならば何と有り難い事か。現実問題、私は相当数の抗生物質が効かなくなっているため、この漢方との出会いは有り難い限りである。


但し、これは良い事ではあるのだが、私の場合服用するとかなりお腹が空く。食欲増進がテキメンにあらわれる。また、普通にしている分には変わりないが、動いた時に汗ばむようになった。私は平熱が高めでありながらも昔からうまく汗がかけないので、日頃とにかく半身浴にて1日1回は必ず汗をかくよう気を付けているのだが、普通に動いて気持ちの良い汗をかけたのは非常に快適であった。味はそこそこ不味いので、人によっては辛いかもしれない。私はお湯や温かい麦茶に溶いて飲んでいた。


そういえば、補中益気湯を飲むようになってから妊娠が判明したなぁとふと気付いた。まあ単なる偶然かもしれないし今は飲んでないから分からんが。

 

ちなみにこのときの外耳炎は、補中益気湯の登場で1週間もせずにおさまってくれた。外耳炎に効く、というより何かしら炎症を起こしていて治りが悪いときの手助け的な存在といえるもよう。ガイジエニストとしては、こんなに短期間でおさまったのは初めての事でビックリしつつ、漢方については今後も折を見ては触れていきたい。(※補中益気湯は妊娠中は飲めません)

あとあれ、外耳炎の特効薬はとにかく耳を触らないことに尽きる!痒すぎてつらいけど!