36歳都内在住、既婚女の日記

夫婦で自営業の妻。飲食店。乳児の母。育児の不安に加え、なにかと不安な36歳。

チンパンジーぽい以外の夫の特徴

夫の特徴といえば、チンパンジーだということは以前にも書かせて頂いた通りなのだがもちろんその他にもいろいろな要素があるわけで、歌がうまいとか意外と繊細であるとか、声がでかいとか酒癖が悪いとかバナナが嫌いとか酔っぱらうと内股になるだのがすぐ思いつくあたりである。が、中でもひとつ特筆したい事柄がある。夫の特徴で目立つもの、それは「やたら生活圏のコンビニスタッフと仲が良くなる」だ

 

結婚してから8年間の間に西荻窪小田急相模原(神奈川県)、そして今の浅草橋と三カ所に住んだが、各地にて生活圏のコンビニスタッフとはしっかり顔見知りになり、特にオダサガ時代に関してはプライベートでも濃い付き合いになっているほどである。

 

私は接客業をしいているものの非常に根暗につき、オフになると途端に「しゃべるスイッチ」が切れる。なので店の買い出しや、相手に店名が割れているとき以外ではスーパーでもコンビニでも洋服屋でも飲食店でも、店員さんとはほぼ会話をすることはない。こう言うと誤解を招きそうだが、私はしゃべる、という行為にかなりのエネルギーを使うので、疲れるのだ。ただ、決して嫌いなわけではなくむしろ好きだからこそ仕事にしているわけで、仕事中にしゃべる分、他では休みたい、という節がある。実際はわざわざ意識しているわけではなく、単純にもう、力尽きるので喋らなくなるだけなのだが。

早い話が、ド三流なわけです。

 

夫は違う。オフだろうが関係ない。しゃべりかけられてないのにバンバンしゃべりかける。スタッフさんもまさか、こんな絡んでくると思っていないので初めは戸惑っているのがうかがえる。

自粛以前の話になるが、店の帰りに毎日寄るセブン〇レブンではだいたい決まって深夜1~3時くらいの間に行くため、働くスタッフさんたちもある程度同じ顔ぶれである。その店舗ではウズベキスタン人の青年がたくさん働いているのだが、夫は名札を見てバンバン名前を呼んで話しかけるので、見ていてこちらがひやひやする。ていうか、よくそんな慣れ慣れしくできるよなあと私は感じてしまうのだが、絶妙なところで失礼にはならない感じで距離を詰める。結果的には母国に帰省した際などお土産を買ってきてくれたり、行くたびむこうからしゃべりかけられるような関係になる。気づけば私もついでに仲良くさせてもらっていて、全員顔と名前が一致する。

コンビニスタッフに限らず、関わる業者さんなどは勿論ながら、「店の前をただ毎日通るだけの人」とかまですぐ仲良くなり、生活の中で出会う人は全員仲間!みたいにしてしまうので、私は妻の立場で見ていてあまりに自分とはかけ離れた性格に付いていけない反面、そういう夫が好きだし、また尊敬している部分でもある。

 

オダサガの時は毎日寄るファミ〇の店長、副店長と親しくなり、休日にはそれぞれのパートナーも交えて飲みに出かけたりした。いまだにお付き合いは続いていて、こちらで開業してからも何度もお店に来てもらっている。何より、オダサガから台東区へ引っ越しをする際は、荷造りの手伝いまでしてもらった上、引っ越し当日に出たゴミの処理までお願いし、あの日手伝ってもらえてなければ無事に引っ越せんかった…というほど助けられた。

 

彼は身内の私がいうのも何だが、裏表が本当にないのだ。商売をしていれば、それが良くも悪くもあるのだけれど、根本にある「人間好き」なところが歳を重ねるほどに強くなっている印象を受ける。どんどんひねくれたり合理的になっていきそうなものを、彼はますます率直になっていっているように感じる。私がここ最近で母になったように夫も父になった。もともと優しい男だが、もっと優しくなったしアホにもなった。たまにいい加減にしてくれという時もあるが、彼の心に意地の悪さがないことを私はよく知っている。だから好きだ。

 

最近はコンビニに行く回数もグンと減り、私に関しては里帰りをしてから深夜帯のスタッフには会えていない。最低限の買い出しとなるので、コンビニに用なく寄ることもできないが、早くウズベク青年陣に娘を会わせられる日がくるのを楽しみにしつつ、自粛期間を大事に過ごそうと思う。