37歳都内在住、既婚女の日記

夫婦で自営業の妻。飲食店。1歳と0歳の姉妹の母。少々病み気味、西東京出身、東東京在住。プロテスタント。

動画だるい

今の時代、動画媒体というものを使いこなすことの利点はキリがなくある。というより使わん術もなかろう、という話であろう。その証拠に、企業のメルマガなどほぼ読まれない。端的に言って、文章で情報を得る層が減ったということだ。

 

その反面、時代に置いていかれたタイプの私めなんぞは、とにかく動画が苦手である。ちょっとしたレシピ、メイク、「たいして深刻な問題ではないがちょっと検索したい」程度の興味でスマホやPCに触れたとき、検索結果に上がる動画媒体は全て無視をする。

 

なぜか。これは時間軸の問題だ。

 

私はおそらく、人より読速があるという前提も踏まえて先をお読み頂きたいのだが、何かひとつの調べごとに対し、誰かの作った数分の尺でそれを得るには「そんな時間ねえよ」と思うからだ。色々なジャンルの動画があるが、平均して10分程度が多く溢れている中で、喋る言葉数を拾えばおそらく2分で読み切れる程度の内容である。動画には、特有の時間軸が存在する。それが投稿者の構成だ。

 

そして、観る側も本来意識すべきは、動画内の情報以上に、「時間軸の構成」である。それをぼけっと受けるがままに操られるほど暇なはずはないのだが、意識してないとその尺についてまるで気が付かない。10分かけて得たその情報、あんた次第で1分で頭に入るよね?

 

もちろん、映像だからこそ理解を助ける事柄も多くある(スポーツとかそうだろうなぁ)

 

ただ、自分の生活においてそれがどれくらいあるかを個々で見つめてみれば良い。言い方を変えれば、「文字を読んで即座に正確なイメージを湧かせ、読む速度を上げることができれば、10分で得られる情報数は格段に上がる」というそれだけの話だ。ついでに言うと、人の作った時間軸で縛られるのが心地が悪いので、見てられない。

 

上記のような者をはるか昔から「せっかち」と呼ぶ。私は、自分の時間軸を騙してまで他人の時間軸を迎合したくはなく、時空を超える「せっかち」の一言に自分が表される方が気持ちが良い性分だ。